9月20日引け後に発表された決算・業績修正

【栄研化学 <4549> [東証P]】 ★上期経常を2.2倍上方修正、通期も増額、配当も13円増額
◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の28.4億円→61.1億円に2.2倍上方修正。オミクロン株の流行でLAMP法を用いた新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の需要が急増したことに加え、一時的なLAMP法の特許料収入増も寄与し、売上高が計画を15.4%も上回ることが利益を押し上げる。
上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の45.7億円→75.3億円に64.8%上方修正。減益率が46.3%減→11.5%減に縮小する見通しとなった。
併せて、今期の年間配当を従来計画の35円→48円(前期は51円)に増額修正した。

パレモ・HD <2778> [東証S]  ★上期経常を2倍上方修正、通期も増額
◆23年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の2.4億円→4.8億円に2.0倍上方修正。不採算店舗の閉店を前倒しで進めた影響などで売上高は計画を下回るものの、徹底した経費削減に加え、業態変更店舗の追加対応などで事業再構築計画をさらに進めたことが奏功し、採算は改善した。
併せて、通期の同損益も従来予想の3.2億円の黒字→5億円の黒字(前期は6.7億円の赤字)に53.8%上方修正した。