7月15日引け後に発表された決算・業績修正
【KeyH <4712> [東証S]】 ★今期最終を73%上方修正
◆22年12月期の連結最終利益を従来予想の7.5億円→13億円に73.3%上方修正。増益率が62.7%増→2.8倍に拡大する見通しとなった。大型催事における入場者数の制限緩和を背景に、乃木坂46の周年イベントなどが好調だったうえ、乃木坂46合同会社に基づく持ち分法投資利益も増加し、総合エンターテインメント事業の収益が大きく伸びる。映像制作事業の伸長に加え、広告代理店事業にフォースリーから承継する事業が加わることも上振れにつながる。
●サプライズな決算発表・業績修正
ドトル日レス <3087> [東証P] ★3-5月期(1Q)経常は12億円の黒字に浮上
◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は12億円の黒字(前年同期は2億円の赤字)に浮上して着地。3月下旬の営業制限解除以降、売上回復が顕著になり、直営店が20.8%の大幅増収を達成したことが寄与。ランチ・ティータイムの時間帯、繁華街やショッピングセンター立地が大きく改善した。
第1四半期実績だけで、通期計画の22.7億円に対する進捗率は53.0%に達しており、業績上振れが期待される。
ウォンテッド <3991> [東証G] ★9-5月期(3Q累計)経常が79%増益で着地
◆22年8月期第3四半期累計(21年9月-22年5月)の連結経常利益は前年同期比79.3%増の9.3億円に拡大して着地。主力のビジネスSNSプラットフォーム「Wantedly」の新規ユーザー獲得が進み、29.2%の大幅増収を達成したことが寄与。
通期計画の10.5億円に対する進捗率は89.0%に達しており、業績上振れが期待される。
リックソフト <4429> [東証G] ★3-5月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地
◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の1.8億円に急拡大して着地。ライセンス&SIサービスで大型案件のアップグレードや新規案件が増加したことが寄与。主力とする豪アトラシアン製ツールのライセンス売上が急増したほか、自社ソフト開発も大きく伸びた。
第1四半期実績だけで、通期計画の4.5億円に対する進捗率は40.6%に達しており、業績上振れが期待される。
ISID <4812> [東証P] ★上期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆22年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の71億円→96.4億円に35.8%上方修正。増益率が10.2%増→49.7%増に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。4事業すべての売上高が計画を上回ったことに加え、販管費が想定を下回ったことも上振れに貢献した。
ベクトル <6058> [東証P] ★3-5月期(1Q)経常は29%増益で着地
◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比28.7%増の14.8億円に伸びて着地。主力のPR・広告事業で国内PRサービスとタクシーサイネージが好調を維持したことが寄与。HR事業の黒字転換に加え、投資事業で保有株売却に伴う売却益が発生したことも利益を大きく押し上げた。
上期計画の20.2億円に対する進捗率は73.6%に達しており、業績上振れが期待される。