7月19日引け後に発表された決算・業績修正

【ザイン <6769> [東証S]】 ★今期経常を一転23%増益に上方修正
◆22年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の2億円→6.7億円に3.3倍上方修正。AIOT事業が中国ロックダウンの影響を受けたものの、LSI事業は引き続き好調で出荷が計画を大きく上回ったことが寄与。コスト削減の進展に加え、為替差益3.1億円を計上したことも利益を押し上げた。
併せて、通期の同利益も従来予想の5.4億円→8.5億円に56.2%上方修正。従来の21.5%減益予想から一転して22.6%増益見通しとなった。

●サプライズな決算発表・業績修正

アンビDX <3300> [東証G]  ★前期経常を12%上方修正
◆22年6月期の連結経常利益を従来予想の11.6億円→13億円に11.7%上方修正。増益率が29.9%増→45.0%増に拡大する見通しとなった。前期業績の上方修正は2月に続き、2回目。賃貸DXプロパティマネジメント事業の管理戸数や売買DXインベストメント事業の販売が好調に推移したことが寄与。DX賃貸仲介事業の販管費を抑制したことも利益を押し上げた。

アシロ <7378> [東証G]  ★今期最終を16%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆22年10月期の連結最終利益を従来予想の2億7600万円→3億1900万円に15.6%上方修正。増益率が20.5%増→39.3%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。経済正常化が進み、主力のリーガルメディア事業で顧客数と掲載枠数が想定を上回って推移しているほか、派生メディア事業も人材市場の回復を受けて大幅増収増益となることが要因。